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どうして、ドコモは3月に東海地方で安売りしていたのか。
(3月というか、年初1月からやっていたようですが。)
先ほど、ソフトバンクのシェアが関東地方と東海地方で2位になっているという記事を書きました。
どうして、こんな記事を書いたかというと、実は、前から、気になっていたのですが、
どうして、ドコモは3月に東海地方だけであれほどの安売りしていたのか気になっていたからです。
それで、いろいろと調べていました。その過程でソフトバンクが 関東地方と東海地方で2位になっていたことが分かったのです。
すでに、こんなことは知っている方も多いと思いますので、
「そんなこと、知ってたよ!」 という方にはすいません、読み飛ばしちゃってください。
さて、本題ですが、ドコモがなぜ、3月に東海地方であれほどの安売りを仕掛けたのでしょうか。
ドコモは、東海地方だけで安売りする理由があったはずです。
そこで、各地域におけるドコモのシェアを計算してみました。
すると、なんと、東海地方のシェアが一番低いではないですか。
あ、でも、これは、3月の時点、つまり、安売り後の話です。
話はさかのぼらなければなりません。
2013年3月
| ドコモ | AU | ソフトバンク | ドコモのシェア | |
| 北海道 | 2,316,200 | 1,607,700 | 891,800 | 48.1% |
| 東北 | 3,880,800 | 2,334,200 | 1,426,900 | 50.8% |
| 関東甲信越 | 26,757,000 | 15,245,200 | 15,654,600 | 46.4% |
| 東海 | 6,037,500 | 4,348,700 | 4,382,100 | 40.9% |
| 北陸 | 1,296,400 | 759,600 | 626,200 | 48.3% |
| 関西 | 9,173,500 | 6,673,300 | 4,890,800 | 44.2% |
| 中国 | 3,336,400 | 2,035,600 | 1,447,700 | 48.9% |
| 四国 | 1,937,500 | 931,700 | 605,200 | 55.8% |
| 九州 | 6,800,600 | 3,195,800 | 2,554,300 | 54.2% |
| 沖縄 | 577,600 | |||
| 計 | 61,536,000 | 37,709,300 | 32,479,600 | 46.7% |
そこで、昨年の12月時点での、ドコモのシェアを下に計算してみました。
この状況をみて、ドコモは、東海地方で安売りを始めたに違いありません。
やはり、東海地方のシェアが41.29%と一番低いですね。きっとこれを見て、東海地方で
安売りを始めたのではないでしょうか。
安売りをすれば契約者数の減少を食い止められるのか見極めたいと。
果たしてこの実験の結果はどうなったのでしょうか。
2012年12月
| 2012年12月 | ||||||
| ドコモ | AU | ソフトバンク | ドコモの シェア12月 |
ドコモの シェア3月 |
どれだけ 減ったか |
|
| 北海道 | 2,309,000 | 1,577,700 | 865,300 | 48.59% | 48.10% | -0.49% |
| 東北 | 3,864,400 | 2,274,300 | 1,377,500 | 51.41% | 50.78% | -0.63% |
| 関東甲信越 | 26,427,400 | 14,844,500 | 15,003,700 | 46.96% | 46.41% | -0.55% |
| 東海 | 5,989,000 | 4,253,800 | 4,263,500 | 41.29% | 40.88% | -0.40% |
| 北陸 | 1,287,600 | 742,600 | 607,400 | 48.82% | 48.33% | -0.48% |
| 関西 | 9,122,900 | 6,530,500 | 4,735,900 | 44.74% | 44.24% | -0.51% |
| 中国 | 3,329,500 | 1,993,700 | 1,404,200 | 49.49% | 48.92% | -0.57% |
| 四国 | 1,922,100 | 912,600 | 588,500 | 56.15% | 55.77% | -0.38% |
| 九州 | 6,736,100 | 3,122,900 | 2,476,100 | 54.61% | 54.19% | -0.42% |
| 沖縄 | 564,500 | |||||
| 計 | 60,988,100 | 36,817,200 | 31,322,000 | 47.23% | 46.72% | -0.52% |
で、安売りの結果が3月の40.88%です。結局下がっていますね。
失敗だったということでしょうか。いやいや、これだけではなんともいえません。
下がり傾向なので、いきなり上向きというのは難しいのでしょう。
そこで、12月と3月でどれだけ減ったか差を計算してみました。
すると、たしかに、他の地方と比べて、落ち込み幅は少なかったようです。
全国平均で、-0.52%のところ、東海地方は-0.40% だったわけです。
多少の効果はあったわけです。
しかし、劇的な効果はなかったようですね。減少に歯止めがかかりません。
ドコモはやはり厳しい状況ですね。安泰とはいえないでしょう。
この結果から安売りの効果があまり見込めないことが分かりました。
うーん、これで安売りやめちゃうといやだなー。
ドコモさん、なんなら、ケータイ番長が相談に乗りますから!
コンサル料お安くしときますよ!
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